お侍様 小劇場 extra

     思いもよらないSOS 〜寵猫抄より
 


 暦の上じゃあ、最も寒い日も通過して、もうすぐ春ですよという節季も間近。とはいえ、それは昔の暦でのお話で。今時のカレンダーからは1カ月と少々ずれ込むものだから、

 “春は名のみの…とはよく言ったもんだよな。”

 室内にいる分には、庭の茂みや木立を照らし出す陽射しの何とも明るい、ほこほこと暖かそうな風景が見えているのにね。張り詰めた空気の冷ややかさは、ほんの数日前のそれとは段違い。門柱のところまでだと油断して、部屋着のまんま一歩でも外へと出ようものならば。氷水の中を進むような錯覚に襲われる。サンダルばきの足元はたちまち強ばり、肩や背中がついつい竦む。風がなくとも震えが来そうな、ああ、これぞ日本の極寒。

 “……なんて感慨深くなってる場合じゃないんだった。”

 由緒ある古風な洋館は、その作りのところどころが和洋折衷になっており。ガラス引き戸の大きな窓が連なる板張りの廊下は、幾つかある書斎のうちの一つに続いてる。急にインスピレーションが沸いたと仰せの御主が、すっくと立ち上がって向かった先であり、その部屋には主に日本の時代物の資料が集められているから、某月刊誌に時折寄稿している、置き屋の用心棒シリーズへの閃きなのだろう。そして、勘兵衛がそういう状態に入ると、こちらはこちらで自然と執筆時のモードへ入ることとなる。締め切りあってのお籠もりとは微妙にバージョンが違うのではあるが、それでも…せっかくの集中とか、何かが降りて来たらしいテンションだとか、邪魔しちゃあならないところは同んなじで。後でお茶をお持ちしなきゃあな、それからいきなり放り出されちゃったのだろう久蔵を回収して……
「…って、あれ?」
 くどいようだが、締め切りに迫られていたワケじゃあなかったので、何かしらの降臨のその寸前までは、日頃と変わらぬ様子でおいでだった彼であり。リビングの陽だまりの中、そのお膝によじ登った小さな家族を、どこの子煩悩な父親様にも負けぬほど、目許口許そりゃあ緩ませての、いい子いい子と愛でていたのだが。

 『……虹屋で一番人気の太夫、菊千代の愛らしい飼い猫が攫われて。
  それで、本人に難があっては大変という騒ぎになるが、盗っ人の目的は……。』

 何から入ったスイッチだったものなやら。不意にその聡明な面差しから表情が薄れた勘兵衛様。そんな風に呟き始めると、まずは辺りを見回して、ソファーセットのテーブルの下に常備の、メモ用紙の束に手を伸ばす。そこへ何をか書きつけ始め、小さな紙面では足らぬほど、次から次へと台詞やら展開やらが浮かぶのか。書きつけが何枚かに至ると、こんなものではおっつかないと見切ったのだろ、すっくと立ち上がって書斎へと向かう。同じリビングにいた七郎次へ何も告げなかったのは、それだけ気が急いていたからで。ああこれは…と察した七郎次としては、勘兵衛がいつ呼んでも支障がないように、キッチンには軽食や飲み物の用意をし。それから、リビングには資料を呼び出せるようにとPCを開いて。

 『あっと、そうだった、今日は午後からヘイさんが来ると言ってなかったか。』

 3月に出る予定の新刊の装丁へ使う、岡本先生の挿絵が上がったとかで。メール添付されたのをPCで見るのでは、色彩も迫力もちゃんと伝わらないからと。他でもない、勘兵衛自身が実物を見たいといつも言っているだけに。
“そろそろおいでの時間だよな。”
 だっていうのに、あれあれれ? 不意にお膝から降ろされて、みい?と不審そうなお顔になった小さな仔猫。彼ら二人には、そりゃあ愛らしい坊やに見える久蔵の姿が、さっきから見えない。いくら勘兵衛が執筆モードに入ったとはいえ、今日のは“臨戦態勢”レベルじゃあない。浮かんだものを書くだけ書いたら、不意に沸き立ったのと同じ勢いで、ふっと冷めての落ち着くことも多いので、広いスタンスのまま、すたすたと遠くのほうの書斎へ向かった勘兵衛を、そちらはちょこまかと…小さなあんよを放り出すような駈け方しつつ、後追いしかかった小さな肢体、ひょいっと軽々捕まえて、

 『ダメだよ、久蔵。』
 『にあん?』
 『勘兵衛様は執筆に入られるんだ。』

 何がどうとまではまだ判らないだろうから、ちょっと狡いが“そういうもの”という教え方。しっぴつという状態に入った勘兵衛へは、お邪魔をしてはいけないと、当初はぎゅうと抱きしめて離さないという格好にて、根気よく刷り込んでおいたので。
『〜〜〜〜〜。』
 いかにも不満げに“うむむ〜〜っ”と、強情そうなお顔の眉を寄せ、きゅうと閉じた口許もへの字にたわめはしたけれど。抱き上げてくれた七郎次が、そりゃあ綺麗な笑い方をし、頬へと“ちう”をくれたので、それへと免じて“ま・納得してやるか”というお顔をして見せて。それからキッチンへまでは一緒に向かったのだけど。あれあれ? そこからどうしたんだろ。抱っこしたままじゃあいられなくって、ダイニングテーブルに固定した幼児用の椅子に座らせ…てはないよな。危ないし。ああそうだ、キッチンへは滅多に入れなかったから、彼の居場所というのを作ってなかった。レタスやハム、キュウリは直前に出せばいいからと、玉子サンドの茹で玉子を茹でての、サンドイッチの支度をしつつ。コーヒーよりも紅茶かな?と、ポットを出しての、湯を沸かし。ああそうだ、奥の書斎ってずっと使ってなかったから、水差しも何もおいてないと思い出し。それらをとりあえずはとお運びして。そのばたばたの中、ついつい目を離してしまってた。
「久蔵?」
 でもでも、これまでにもこういう勘兵衛の“スイッチ”の入りようは何度かあって。そのたびに、気の毒ながら…ほんの数分ほどは、放っぽり出すよな扱いにもなっていた彼だったけれど。あんな幼い存在が、それでも大人しくお昼寝用の寝床で待っててくれており。回を重ねるごと、こちらでも彼を思い出す間合いは早くなっているのだし、それでの油断があってのこと、今日はまるきり、目の端にも留め置かなかった七郎次だったということか。
「きゅ、久蔵?」
 ああ、可哀想なことをした。勘兵衛を優先するのは自分にとっては大原則だが、そんなの大人の事情だ。あんな小さな、しかも言葉も通じぬ子なのに。大好きな勘兵衛から袖にされたと思ってないか。意地悪されたと傷ついてないか。せめて“待ってて”の一言くらい、不安にさせぬよう言っといてやれば良かったのに。急いで戻ったダイニングにもいないし、キッチンにも姿はない。自分が一緒でないときに此処へは入るなと言ってあるの、ちゃんと守ったらしいいい子なのに。今日ばかりは大人の方が身勝手だったな、そんなでどうするかとの自責につつかれて、胸が急く。
「きゅ…。」
 すぐには姿が見えないのは 小さな相手だからだとして、呼んでも返事がないのが不安で不安で。風呂場に入って湯船へ落っこちてはないか、トイレは…ああいや、どうやっているものか、ちゃんと使えているらしいから、そっちには落ちてはないだろうけど。不安にぐるぐるしながらも、結構な広さのある邸内をあちこち探し始めたところが、


  ――― にあ、にゃあにい、と


 突然のこと、探していた坊やの声がしたものだから。

 「久蔵っ?!」

 ハッとして立ち止まったのが、書斎へ向かいかかる途中のお廊下で。勘兵衛の匂いを追ってそっちに行ってはないかと、後戻りしかかっていた七郎次。その視線がすぐ横手の庭へと向いた。確かにそっちから聞こえた声だったからではあったが、
「…庭?」
 この屋敷には猫の出入り口はない。気儘にお出掛けしたがるようなら作ってもいいけれど、今のところは勘兵衛か七郎次にべったりな久蔵なので。まだ早かろうと作ってはいない。とすると何処から出たのだろうかと思いつつ、それでも手近なガラス引き戸をからからとすべらせて開ければ、
「う…。」
 ひゅうと飛び込んで来た冷たい風が頬を打つ。飛び込んで来たのはそれのみならず、

 「みいみい、にいみい。」
 「久蔵。」

 心細い鳴き方だ。しかもずっとずっとの連綿と。今までにこんな鳴き方したことあったかな。助けて助けてと聞こえるような、頼りなさと懸命さ。部屋着のままだが上着を取りに行くのももどかしいと、そのままで庭ばきを突っかけて庭へと降りれば。

 「にぃあ、にいみい。」

 必死な声がどんどん近くなり、もしや…とお顔を上げたれば。

 「……どうやって登ったんだ、そんなトコ。」

 冬場の頼りない色彩の空へとゆれてる梢に留まった“それ”は、珍妙な形をした何かの巣にも見えなくはなく。まだ葉っぱも蕾も宿ってはない、丸裸な木蓮の木の高みへ。小さな小さな人影が、両手両足使って、必死な様子でしがみついている。随分な古木なので枝振りも立派であり、ましてや、本来は…大人がその手のひらの中へ、すっぽりくるみ込めるほどという小さな仔猫。重さで枝が折れる心配はなさそうだが、その代わり、あまりに小さい彼を乗っけたままで、時折吹きつける風にあおられて、ゆらゆらと心許なく揺れるものだから。

 「みゃあ、みい、にあみい。」
 「あああ、判った判った。今行くから。」

 あのままではいつ落ちるか、はたまた枝が折れてしまうか。どっちにしたって、悠長に問答している場合じゃあない。左右をせわしく見回し、さざんかの手入れに使ったまま仕舞い損ねていた脚立に気づいて。それを手にすると、か弱き王子の救出に取り掛かる。木蓮の幹へと設置して、さて。登りましょうかと構えたところへ、

 「七郎次。」

 勘兵衛の声がして。おやと見やれば、書斎の窓から、延ばした蓬髪をうなじで束ねた御主のお顔が突き出されており。
「久蔵が?」
「ええ。」
 七郎次の構えようと、延々と続くこの鳴き声から、何がどうなっているのか察したのだろう手短な訊き方をする彼であり。薄着のままな敏腕秘書殿だと気づいてか、
「上着を着ないか。」
 寒くはないかと案じて、やはり端的なお言いようをなさったが、
「暇まがありません。早く救ってやらないと。」
 にっこり微笑った七郎次は、そのまま脚立に足を掛け、登り始めてしまう。さほど時間がかかるものでもなかろうと見越したらしく、それよりもあの幼子を、一刻も早く暖かいリビングへ戻してやりたいのだろうて。

 「にあにあ、みあにい。」
 「はいはい。今 行きますよ?」

 怒ってないし面倒だとも思っちゃいない。むしろ、ハラハラが声に出ないかが一番心配。だってこっちまで怖がっちゃあ、ますますのこと彼を怯えさせてしまう。それでと平静を保って、脚立を登り、そこから手を延べて、まずは頼もしい太さの枝を掴む。こちらの気配に気づいたのだろ、金の綿毛を風に遊ばれながらも、こちらを見やる久蔵坊やであり。鳴き声もやや静まったものの、今にも泣き出しそうなお顔が難とも痛々しくて。

 「もちっとだから待ってな。」

 木でも長いはしごでも、上へ上へと登るのは案外と出来るものだが、降りるとなるとこれがなかなか。何にか驚いて一気に駆け上がったものの、はっとして帰路を見下ろし、身が竦んだ…と。そんなところかとの算段をつけつつ、脚立の頂上から樹の側へ、足を移してよいせと身を掲げる。

 “木登りなんて何年振りだろ。”

 そういえば、勘兵衛の実家の庭にも大きな樹はいっぱいあって。家庭教師でもあった勘兵衛から宿題を強いられるのが嫌だったからと、時々書斎から逃げ出しちゃあ、樹上へ身を隠してた。登る樹はそのつどそのつど変えたのに、いつだってすぐに見つかったなぁ。

 「七郎次。」
 「……え?」

 思い出してたこと、そのまま彷彿とさせるよなお声がかかったもんだから、ぎくりとその身が竦んでしまったものの、
「…見ちゃいられなかったですか?」
「いいや。」
 儂が登るよりマシだろうさということか。だが、それでも樹下へまで出て来た勘兵衛であり、

 「双方ともに心配でな。」
 「…えと。///////

 それってだから、見てらんないからってことになりませんかと思ったものの。文章を操ることを生業にしているお人に逆らっても、勝てるはずがないと諦める。庭ばきじゃあ不安定なのでと脱ぎ去って、
「当たりますよ。」
 蹴落とすことを告げたところ、邪魔扱いじゃあないのは通じたか、なめらかに身を避けながら、その深色の双眸が柔らかにたわむ。冷えきった樹は、素手で握っても靴下越しでもやはり冷たく、思わずのこと、片手を口許へ寄せて息を吹きつければ、
「…やはり寒いのだろうが。」
 うあ鋭いなと肩が竦む。だが、もはや後には引けずで、

 「落ちたら受け止めてくださいね?」

 肩越しに見下ろした御主へ、やたらにっこり笑いかけ、さあさ急ごうと残りを登る。小さな仔猫は、自分を支えられるぎりぎりの限界まで駆け登ってくれており、こちらは結構な上背があるものだから、すぐ間近までとは寄ってやれない。それでも何とか…脚立から上の、最初の股になってたところに、足を掛けての精一杯に身を延ばして、
「久蔵、動くなよ?」
「みい…。」
 折ったら不味いから、そおっとそおっと。どこまでならこの身を支えられるかと、足場や手掛かりを移しつつ、じりじり登って、やっと…手だけじゃあないほどの接近に成功。とはいえ、こちらも最低片方の手は外せないから、その手へ重みを任せての、よっと身体を宙へと振り出して。小さな坊やの背中へ延ばした手を、そのまま…もっと延ばして巻きつけたのが腹あたり。

 「手を、離して。」
 「みゃっっ!」

 怖かっただろうが、間際までは寄れぬのだから仕方がなくて。くるんと巻き取られたこと、彼なりに理解出来たのか、枝に捕まっていた小さなお手々が、こちらの腕を掴み直す。よーしいい子だと口許やわらげ、ぐいと引いての懐ろへ収納。

 「みいっみいっ、にあっみぃあっvv」
 「わ、判ったから。こら久蔵。降りるから大人しくして。」

 懐ろに掻い込んだのは、小さな小さな柔らかい肢体。潤んだ双眸で見上げて来、もみじのような可憐な手でしゃにむにしがみついての、怖かったの怖かったのと訴える震えが何とも痛々しかったけれど。勿論のこと、これで終わりじゃあないからと。こちらの首元へ掴まるように、胸板へその身を伏せさせて。あまり振り返れぬ足元を、爪先でさぐって足場を探し。今度は地上への生還をと構えた七郎次であり。

 「…ほれ。」
 「あ…。///////

 足場さぐりを何手か進めて、やっと脚立に到達し。そこからはあと少々というところで、勘兵衛の手が背中を支える。手助けというよりも…七郎次が残りの数段、飛び降りるつもりでいたのを見透かされてたらしくって。

 『体が凍えておったのだ、怪我でも負ったらどうするか。』

 あとでそんなお説教をした御主様、広げた双腕の差し渡しに、何とブランケットを構えてらした周到さが心憎く。それでもって七郎次の身を手早くくるんだそのまま、片方の腕がひょいっと背中から下へとすべっていって、

 “……え?”

 何でこんなときに足払いなんか仕掛けた勘兵衛なのかと、重心の移動と、それから視野が回ったのへぎょっとした七郎次だったが。その同じ視野の中、勘兵衛のお顔が戻って来。足元が浮いたままなのに、風景が動くので、これはもしかして、抱えられていると気がついて。
「か、勘兵衛様。/////
 なんでこのようなと真っ赤になって焦りつつ、精悍な匂いのする頼もしい懐ろの感触にどきどきし、上ずった声を上げたれば。そちらは一応、ダウンだろう上着を羽織った恰好の勘兵衛、しらっとあっさり応じた一言が…、

 「落ちて来たなら受け止めよと、お主が言うただろうが。」
 「いやあれは…。///////

 万が一にも久蔵を取り落としたらという意味でと、慌てて言い足そうとしかかったのを遮って、
「みぃにいvv」
「おお、久蔵。怖い目に遭うたなあ。」
 勘兵衛の懐ろの中の七郎次の、これまた懐ろからという格好で、小さな坊やが にいにいと話しかけ。それへとこそ向かい合って、何やら問答を始めた勘兵衛であり。

 「だが、よしか? 木登りはせめてもっと暖かくなってからにしておくれ。」
 「にい。」
 「シチでなければ こうして追えぬし助けてもやれぬ。
  こんな寒い中だと、身が凍えてうまく動けぬからの。」

 よしか?と繰り返し念を押す勘兵衛へ、にいにいと なかなかにいいお返事をする小さな仔猫。そんな“会話”を間近で聞いて、

 “……何だか白々しくないですか?”

 勘兵衛はともかく、久蔵にそれはないかと思いはするのだが。でもでも…何と言いますか。七郎次に余計な口を挟ませたくなくてという、随分とわざとらしい“会話”じゃありませぬか?と感じての。むむうと口許や頬を歪めてしまった、家庭内救急班の勇者様。この人たちはと目許を眇めかかったものの、
「にいあ・みいvv」
 助けてくれてありがとねということか。小さな坊やが、今度は七郎次の胸元へ、小さな頬埋め、何度も何度もすりすりと懐くものだから。まあ何て愛らしい甘えようだろうかvv
「うあ、くすぐったいvv」
 可愛い家族が無事だったのは、七郎次にも確かに嬉しい。判った判った、もう怖くはないんだねと、いい子いい子と綿毛を撫でてやり。畏れ多くも勘兵衛に運んでいただく立場を、まあ・いっかと享受して。とんだ木登り騒動は、こんな形で幕と相成った。





  ―― そして、虹屋には新しい伝説が生まれ、
      人々の口から口へ、実しやかに語り継がれる。
      用心棒の昼行灯ぶりは相変わらずであり、
      ただ。
      店の庭にあった木蓮の樹の上、
      菊千代太夫の猫が、時折昼寝をしているところを、
      以前にも増してよくよく見かけるようになり。

      「お前さん、
       頼むから人前では後足で立って見せたりはしないでおくれな。」

      太夫がそんな頓珍漢を囁いてるの、
      禿子が漏れ聞いてはキョトンとしていたそうである。





  〜Fine〜 09.01.24.


  *勝手知ったる何とやら、
   外からのチャイムを鳴らしても応答がなかったけれど、
   庭のほうから騒ぎが聞こえ、在宅らしいと回って来たヘイさんが、

   「いやはや、何とも甘き眼福ですねぇ。」
   「いやあのっ、これはっ。////////
   「私にも聞こえてましたしねぇ。
    落ちたら受け止めてくださいね?ってのは」
   「ぎゃあああ〜っ。///////

   冷やかされて我に返ったのみならず、
   なかなかお下品な大声を上げてしまった、
   七郎次さんだったりするのであった。
(笑)

めるふぉvv めるふぉ 置きましたvv **

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